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辺野古・基地建設計画の白紙撤回に向けた行動宣言

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大阪行動

毎週土曜日 15時30分より大阪駅付近にて

大阪行動ミーティング

月一回この行動を継続、発展させていくためのミーティングをしています。詳しい日時・場所などはお問い合わせください。

辺野古の現場から

Vol.1
Vol.2

辺野古の現場から Vol.2

富田晋

　辺野古の海の基地建設用ヤグラを撤去させ、美しい海を辺野古住民の手に取り戻してから2ヶ月、政府は新たな計画を打ち出してきました。その名も基地建設「沿岸案」。

　基地リーフ上建設計画は辺野古のおじぃ、おばぁ、全国の心ある人達の手によって完全に作業を止められました。現在、政府はこの計画を「白紙」にすると決定しました。辺野古の基地建設計画が持ち上がった8年前から住民が訴え続け、作業を止め続けてきた結果が「リーフ上案の白紙」なのです。これは私達の勝利です！！しかし、一喜一憂するわけには行きません。政府は10月26日、新たに「沿岸案」を行うと通告してきています。

　基地建設を強行してきた政府は、名護市民投票の市民の「基地建設NO」の答えを、「県民82％が基地建設反対」の意思を、海上での行動によって基地建設を止められてきた現実を受け止めて反省し、「基地建設を白紙撤回」するべきです。

　政府は「沿岸案」であれば「環境にさほど影響しない」と言っています。しかし、本当にそうでしょうか？私達が暮らしている環境は山と川(沿岸)と海で出来ています。その一つでも破壊すれば生態系をめちゃくちゃにすることは間違いありません。そして、「沿岸案」の計画図で大浦湾側に突き出した部分には2キロにも渡るサンゴ礁郡があります。そこを埋め立てると言うのです。「リーフ上案」と何も変わりありません。基地建設をされれば、辺野古は「死の海」となるのです。

　そして、集落から1キロも離れていない場所に軍事飛行場が作られれば周辺に人は住めなくなります。この「沿岸案」に対して県知事、名護市の全ての漁業組合、地元3区も「反対決議」を上げています。今まで基地建設を推進してきた人々も一緒になって「反対」の声を上げ始めました。

　地元の海人(漁師)達は「とんでもない計画だ!!基地建設を認めたら子や孫に何と言えば良い？？わったーの海はわったーが守る。反対運動に加わる。」と怒っています。それを見るや政府は法律を変え、海上の「特別措置法」まで作ろうとしているのです。

　現在の沖縄は、空は米軍機が優先権をふりかざしています。軍用地も強制収用されています。今回は唯一残された海までも国権を乱用し、米軍基地に差し出されようとしています。これこそ、基地押し付けという究極の沖縄差別です。

　戦争へと向かう政府は軍事基地の再編を「負担軽減」だと言います。海を殺すことが、最強の軍事空港を作ることが「負担の軽減」でしょうか？絶対に違います！！

　10月30日(日)に沖縄では、雨の中、基地建設に反対する「県民総決起大会」が行われました。参加者は1万人を越えています。政府による差別的な政策によって、沖縄の怒りは頂点に達し、爆発しているのです。「もうこれ以上の米軍による被害も、戦争への加害もごめんだ！！」と。私達は黙っていてはいけません。

　辺野古のおばぁは「この海を一緒に守って欲しい」と訴え続けています。私達には何が出来るでしょうか？

　まず、周りを見てください。知らない人がいれば伝えて欲しい。辺野古のこと、おばぁのこと。そして、周辺地域に辺野古関連の行動があれば加わってください。

　私達の一人一人の平和への思いは国境を越えていきます。それは必ず、多くの人達と繋がりあい、基地建設を止め、戦争を止める力へと変わっていきます。

　まず、この文章を読んだ人から繋がることです。その一歩を踏み出してください。

　基地建設は絶対に止めることが出来ます！今がその最大のチャンスです！！

　大阪の皆様、私達の手で基地建設や戦争、差別がない未来を作るために行動しましょう。

　私は辺野古の海で待っています。皆様の想いがここまで届くのを。

　私はこの海を、生命を賭けて守ります。どうか、この思い皆様へ届いてください。